レチノールは、数多くのスキンケアに使われている注目の成分です。レチノールを使うと肌が綺麗になると言われていますが、効果が出るまでどれくらいの期間が必要なのか気になりますよね。
またレチノールを使うと、A反応と呼ばれる刺激反応が見られることがあります。この記事では、レチノールの効果はどれくらいで実感できるのか、A反応とはどのようなものなのかを詳しく解説します。
レチノールに興味があるがスキンケアに取り入れるか悩んでいる人、レチノールの効果がなかなか感じられない人は、ぜひチェックしてみてください。
タップできる目次
レチノールを使うと肌が綺麗になると言われる理由
ビタミンAの一種であるレチノールは、肌細胞の生まれ変わりを活発化させる働きがあります。レチノールを使うと肌が綺麗になると言われる理由は、次のとおりです。
- 肌のターンオーバーを活性化:肌の表面に古い角質層を剥がし、新しい細胞の生成を促します
- シワとくすみの軽減:コラーゲン生成を活性化させてハリのある肌へと導きます
- 毛穴の締まりを良くする:皮脂分泌の抑制が期待できます
レチノールはシワの改善効果を持つとして、厚生労働省が承認している成分です。年齢肌の悩みを感じている人は、レチノールを積極的に取り入れてみることをおすすめします。
レチノールの効果が出るまではどれくらい?
個人差があるものの、レチノールの効果が出るまでは、一般的には1ヶ月~6ヶ月程度と言われています。レチノールは肌の細胞ターンオーバーを促す効果が期待できる成分で、肌細胞の代謝サイクルには一定の時間がかかるものです。
使用して1ヶ月から6ヶ月程度で、シワやたるみ、くすみなどの悩みが徐々に見られるようになります。半年以上使い続けることで、より効果を実感できるようになるでしょう。
ただしレチノールの濃度が低い製品や週に数回使用する程度では、効果を実感するまでには時間がかかる場合があります。レチノールを利用する際は、まずは半年程度継続して使用することが望ましいでしょう。
なかなか効果が感じられないときは、レチノールの濃度を段階的にあげていくのがおすすめです。濃度の濃いレチノールの方が、効果を実感しやすくなります。
また、レチノールは光に弱い性質を持っています。レチノールの効果を実感したい人は、紫外線対策を取ることで効果を実感できるようになるでしょう。
レチノールの効果がすぐ感じられなくても、濃度や紫外線対策をしながら継続してレチノールをスキンケアに取り入れてみるとよいですね。
レチノールの使用で起きるA反応とは?
A反応とは、レチノールを使用した際に見られることのある肌の炎症反応のことです。全ての人に見られる反応ではないものの、レチノールを使って次のような反応が出たら要注意してください。
- 炎症
- ピリッとした感覚
- カサカサ感
- 腫れぼったい感じ
- 小さな皮がむける
- ニキビができる
A反応が起こる原因は、レチノールが肌の代謝を促進するため肌の刺激になると考えられます。とくにレチノールを初めて使う人は、もともとビタミンAが不足していて、レチノールに強く反応してしまうことが少なくありません。
軽い発赤とピリピリ。
おぉ、これがレチノール反応(A反応)!— とうりょう (@genmai_okomesan) April 13, 2024
また疲れを感じているときや花粉症で肌の免疫が落ちている人にも、A反応が強くでることがあります。
通常レチノールを使い続けていると、A反応が収まることが多いようです。一般的には、7日から30日以内には気にならなくなります。肌の敏感な人は最初は使用頻度を減らしたり、低濃度のスキンケアを利用する方法をおすすめします。
レチノールを使用中は、紫外線対策や保湿ケアを丁寧に行うことも大切です。ピーリングは普段寄りも強く反応が出る恐れがあるため、控える方がよいでしょう。
30日以上肌荒れを感じる人は、A反応ではなく別の理由で肌が荒れているのかもしれません。レチノールの使用を中断し、専門医に相談して適切な対策を取るようにしましょう。
レチノールは焦らずに継続的に長期間の使用が大切
今回は、レチノールについて紹介しました。レチノールは年齢肌の悩みにより添ってくれる成分で、多くのスキンケアアイテムに取り入れられています。効果を実感するまでどのくらいかというと、期間は1ヶ月~6ヶ月程度です。即効性のある成分ではないため、まずは様子を見るようにしましょう。
またレチノールの使い始めには、一時的に肌荒れや乾燥を感じるA反応が出ることがあります。A反応が出ると、「レチノールの効果がないのでは」と思い、使用を止めてしまう人も少なくありません。レチノールは長期間の使用が大切であるため、A反応が出ても少し様子を見ることをおすすめします。
初めは低濃度のレチノールを使う、保湿ケアをするなどの対策を取ると、A反応を抑えられることがあるため試してみるとよいでしょう。上手くレチノールをスキンケアに取り入れて、理想の素肌を目指すことをおすすめします。